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初めての内視鏡検査

内視鏡検査とは?

内視鏡検査内視鏡検査とは、食道・胃・十二指腸・大腸といった消化管の粘膜を直接確認できる検査です。胃カメラ検査は、正式には「上部消化管内視鏡検査」と呼ばれ、鼻または口から細いスコープを挿入して、のど・食道・胃・十二指腸の状態を観察します。一方、大腸カメラ検査は「下部消化管内視鏡検査」とも呼ばれ、肛門からスコープを入れて大腸の粘膜を詳細に観察する検査です。

初めて内視鏡検査を
受けられる方へ

内視鏡検査は「辛い」「苦しい」という印象があると思いますが、検査前にしっかりお話を伺った上で、患者様お一人おひとりに合った検査方法で実施しています。ご希望の方には、鎮静剤を使用し、ウトウトと眠っている状態で、苦痛を最小限にできるよう努めています。
また、大腸カメラ検査については、肛門からスコープを入れることで「恥ずかしい」という不安から、お身体に力が入ってしまい、かえって検査中の負担が大きくなってしまうことがあります。当院では、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医の資格をもつ「女性医師」が検査を担当しております。検査の環境にも十分配慮し、患者様ができるだけリラックスして検査を受けていただけるように努めています。内視鏡検査を初めて受ける方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

女性医師による内視鏡検査

内視鏡検査を受けるメリット

厚生労働省が2024年9月に公表した「部位別がん死亡数」によると、男性では肺がん、大腸がん、胃がん、女性では大腸がん、肺がん、膵臓がんの順で死亡数が多いという結果が出ています。男女ともに、胃がん・大腸がんが依然として主要な死因となっている現状があります。しかし、現在、胃がんや大腸がんは、早い段階で見つけて治療をすれば、完治が十分に期待できる病気です。内視鏡検査では、消化管の粘膜を直接観察できるため、レントゲン検査では見つけにくい初期のがんや小さな病変も発見できます。異常が見つかった際は、その場で組織を採取してより正確な診断が可能です。また、被ばくのリスクがないため、安心して定期的に受けていただけます。内視鏡検査はちょっと怖い…と感じる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、あらかじめ内視鏡検査について知っておくことで、その怖さも軽減できるかもしれません。不安なことや、疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。

内視鏡検査で発見できる病気

胃カメラ検査で分かる病気

のど・食道・胃・十二指腸の状態を観察し、様々な病気がわかります。

など

詳しくはこちら

大腸カメラ検査で分かる病気

大腸の粘膜を詳細に観察し、大腸ポリープをはじめとする様々な病気がわかります。

など

詳しくはこちら

内視鏡検査を楽に受けるコツ

できるだけリラックスする

検査の緊張で「飲み込まなきゃ」「動かさないようにしなきゃ」と思いすぎると、喉やお腹に余計な力が入り、スコープが通りにくくなるため、かえって苦しく感じてしまうことがあります。検査前に深呼吸をして、身体の力を抜くように意識してください。また、鎮痛剤を使用し、眠っているような状態で検査をすることも可能です。

前日は消化の良い食事を摂る

胃や大腸に内容物が残っていると、検査の精度が落ちたり、時間がかかったりしてしまいます。具体的には、脂っこい肉料理や揚げ物、食物繊維を多く含む野菜や果物は消化に時間がかかるため、これらの食品はお控えいただき、以下のような消化の良い食材をお選びください。
例:白ごはん、おかゆ、そうめん、うどん(具なし)、バナナ、ヨーグルト など

検査の流れを知っておく

検査の流れを事前に知っておくことで、心構えができ、気持ちにも余裕が生まれます。ご不明な点やご不安なことがありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師にご相談ください。スタッフ一同しっかりとサポートさせていただきます。