こんなお悩みはありませんか?
「なんとなく調子が悪い日が続いている」
「年齢や忙しさのせいかな」と
我慢しているそんな症状はありませんか?
- しっかり寝ても疲れが残る
- 夕方になるとぐったりしてしまう
- 立ち上がったときにフワッとする
- 目の前が一瞬暗くなる
- 頭を締めつけられるような痛みがある
- 常に頭がぼんやり重たい感じがする
- マッサージしてもすぐ戻ってしまう
- いつも体に力が入っている感じがする
- 少し動いただけでドキドキする
- 階段の上り下りだけで息が上がる
- 夏でも手足が冷たい
- 些細なことでイライラしてしまう
- 仕事の集中力が続かない
- 食後すぐでも甘いものが欲しくなる
- 間食がやめられない
- 肌の調子が安定しない
- 爪が薄く、すぐ欠ける
- 理由はないのに気分が沈む
- やる気が出ない日が続く
- 喉に何かつかえている感じがする
- 食べ物が通りにくい感覚がある
- 不妊治療の結果がなかなか出ない
など
これらの症状は、「鉄不足(貧血)」が関係しているかもしれません。貧血を放置すると、日常生活のつらさが続くだけでなく、別の不調につながることもあります。「体質だから」と諦める前に、一度当院までご相談ください。
すでに「貧血」と
言われたことがある方へ
- 健康診断で「貧血」と指摘されたものの、そのまま様子見になっている
- 鉄剤やサプリメントを続けているが、あまり変化を感じられない
- 鉄剤を飲むと気持ち悪くなり、途中でやめてしまった
- 「生理があるから仕方ない」と言われ、ずっと我慢してきた
など
このような不調を後回しにしていませんか?
貧血の治療は、背景をきちんと調べることも大切です。貧血の多くは鉄不足によるものですが、その原因がはっきりしていないまま治療を続けているケースも少なくありません。中には、消化管からの出血など、貧血の背景に病気が隠れていることもあります。
当院では、必要に応じて、
- 貧血の原因を調べるための検査(内視鏡検査)
- 鉄剤の内服がつらい方に向けた、鉄剤の点滴治療(モノヴァー)
を行っています。すでに貧血と指摘されたことのある方も、一度当院までご相談ください。
そもそも「貧血」とは?
貧血とは、血液の中にあるヘモグロビンという成分が少なくなり、体のすみずみに十分な酸素が行き渡らなくなった状態のことを言います。酸素が足りなくなると、「疲れやすい」「めまいがする」「息切れがする」といったさまざまな不調が起こりやすくなります。
数値で見る貧血
貧血かどうかは、血液検査で測るヘモグロビン(Hb)の値をもとに判断します。目安となる基準は次の通りです。
| ヘモグロビン(Hb)の基準値 | |
| 15歳以上の男性 | 13g/dL未満 |
| 15歳以上の女性、6~14歳のお子様 | 12g/dL未満 |
| ご高齢の方、6か月~6歳のお子様 | 11g/dL未満 |
隠れ貧血(潜在的鉄欠乏)
健康診断で「貧血はありません」と言われても、体の中ではすでに鉄が不足し始めていることがあります。これを「隠れ貧血(潜在性鉄欠乏)」と呼びます。隠れ貧血は、ヘモグロビンではなく、フェリチンという「体に蓄えられている鉄の量」を表す数値で判断します。
貧血は、「まず体に蓄えている鉄(フェリチン)が減る」→「次に血液中の鉄が減る」→「最後にヘモグロビンが下がる」という順番で進んでいきます。
つまり、ヘモグロビンが下がった時点では、すでに鉄不足がかなり進んでいる状態です。そのため、症状が軽いうちにフェリチンを確認し、早めに貧血を見つけることが大切です。
フェリチンについて
日本ではフェリチンの基準値がとても幅広く設定されています。
| フェリチンの基準値 | |
| 男性 | 20~250ng/mL |
| 女性 | 5~120ng/mL※ |
※心も体も快適に過ごすためには、フェリチンは少なくとも50ng/mL以上、できれば100ng/mL以上を目指すことが望ましいとされています。
なぜ貧血は女性に多いのか
月経のある女性は、毎月出血によって鉄分が失われます。特に月経量が多い方は、貧血になりやすい傾向があります。
食事やダイエットの影響
無理なダイエットや偏った食事により、鉄分やその吸収を助けるたんぱく質が不足している方も少なくありません。
思春期の成長期
10代は体が大きく成長する時期で、鉄の必要量が増えます。初めての月経と重なることで、貧血が起こりやすくなります。このような理由から、女性は男性や閉経後の女性に比べて、鉄欠乏性貧血になりやすいとされています。
妊娠・出産による鉄分不足
妊娠中は血液量が増え、赤ちゃんの成長にも多くの鉄が使われるため、鉄不足になりやすくなります。
鉄剤を飲むだけではだめ?
「鉄剤をきちんと飲んでいるのに、なかなか良くならない」そんな経験はありませんか?
診断が合っていて、指示どおりに鉄剤を使っていても、貧血が思うように改善しないことは珍しくありません。その場合は、「体が鉄をきちんと吸収できているか」、「他に原因が重なっていないか」を丁寧に確認していくことが大切です。
たとえば、「胃酸の分泌が少ない」、「胃の粘膜が弱っている(萎縮性胃炎)」、「ピロリ菌に感染している」など、こうした状態があると、鉄が十分に吸収されにくくなります。
「鉄不足以外の原因」が
隠れていることも…
当院の貧血検査の流れ
当院での貧血検査の流れをご説明します。無理にすべての検査を行うことはありません。お一人おひとりの状態に合わせて、必要な検査を段階的に進めていきます。
1詳しい血液検査
まずは血液検査で、一般的な貧血の項目に加え、体に蓄えられている鉄の量(フェリチン)も確認します。「本当に鉄が足りているのか」「隠れた鉄不足がないか」を丁寧にチェックします。
2問診
検査結果をもとに、食事内容や生活習慣、これまでのご病気や服用中のお薬、生理の状況や体調の変化などを伺いながら、貧血の原因を一緒に整理していきます。「こんなこと関係あるのかな?」という内容も、遠慮なくお話しください。
3必要に応じて、詳しい検査
血液検査やお話から、消化管からの出血などが疑われる場合には、内視鏡検査をご提案します。多くの場合は、まず「胃カメラ(上部内視鏡)検査」から行い、改善が見られない場合や必要に応じて、「大腸カメラ(下部内視鏡)検査」や「肛門鏡検査」を検討します。
当院では、不安や苦痛をできるだけ減らすために、鎮静剤を使用して、眠っているような状態で内視鏡検査を行っています。また、内視鏡検査はすべて女性医師の院長が対応し、検査をサポートも女性スタッフが対応しています。女性の皆さまにも安心して検査を受けていただける体制を整えています。
当院での貧血治療
鉄剤による治療
まずは内服の鉄剤を基本としながら、
- 飲み方やタイミングの工夫(空腹時は避け食後に多めの水で飲む、飲む時間を夕食前や就寝前に変える)
- 体調に合わせた量や間隔の調整(内服の間隔を1日おきにする)
などを行い、できるだけ負担の少ない治療を目指します。
原因となっている病気の治療
貧血の背景に原因となる病気が見つかった場合は、その治療もあわせて行います。たとえば、「ピロリ菌の除菌治療」や「大腸ポリープの切除 」など、原因を取り除くことで貧血の改善につながることもあります。
※婦人科の疾患や、他の病気が疑われる場合は、専門の医療機関をご紹介いたします。
食事・栄養についての
アドバイス
日常の食事も、貧血の改善には大切です。
- 鉄分を含む食品の選び方
- 鉄の吸収を助ける、食べ合わせ方法
など、実生活に取り入れやすい形でご提案します。
吐き気が出て鉄剤が
どうしても続けられない方へ
鉄剤(フェロミアなど)を飲むと、吐き気や胃のムカムカを感じる方は少なくありません。そんな方には、「鉄剤の点滴」という選択肢もあります。
当院では、鉄剤の点滴治療(モノヴァー)にも対応しています。この点滴は、鉄が体にゆっくり使われる構造になっているため、吐き気などの副作用が出にくいのが特徴です。また、一度にしっかり鉄を補うことができるため、症状を早めに改善したい方にも選ばれています。
投与回数は、貧血の程度や、体重など患者様の状態に合わせて調整します。1回の点滴で必要な鉄を補える場合もありますので、通院回数をできるだけ少なくしたい方もご相談ください。
貧血を放置すると
起こりやすいこと
貧血は、「一時的な不調」で終わるものではありません。その時の状態が、次のライフステージに影響することもあります。それぞれの時期で、起こりやすい影響をご紹介します。
思春期
当院では、13歳以上の方の診療を行っています。
なお、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は、16歳以上の方を対象としています。
また、鉄剤の注射薬であるモノヴァーは、18歳以上の方のみ使用可能なお薬です。
年齢に応じて、安全性を考慮した治療方法をご提案します。
初めての月経が始まると、体は急に多くの鉄を必要とします。- 朝なかなか起きられない
- いつもだるい
- 授業に集中できない、ぼーっとする
- めまいや立ちくらみが起こりやすい(ひどい場合は、朝礼で気を失ってしまうことも)
これらの症状は「成長期だから仕方ない」と思われがちですが、鉄不足が関係していることもあります。
20代
(学生〜社会人になりたて)
月経に加えて、食事量の減少やダイエットが重なり、慢性的な鉄不足になりやすい時期です。- PMSがつらくなる、気分が不安定になる
- 仕事や勉強に集中できず、ミスが増える
- 冷えや頭痛、肩こりが続く
忙しさの中で、体の不調を後回しにしてしまいがちです。
30代前半
この頃になると、貧血が「当たり前の状態」になってしまう方もいます。- 休んでも疲れが取れない
- 体調の良い日が少ない
- 月経のときの経血量が多い、期間が長い
「年齢のせいかな」と思っていた不調が、実は長引く鉄不足によるものというケースもあります。
妊活中・妊娠中・産後
妊娠・出産の時期は、体にとって「最も鉄を必要とする時期」です。- 少し動くだけで息切れや動悸がする
- 疲労感が続く
- 妊娠しにくい
妊娠前から鉄が不足していると、その影響が妊娠中・出産後まで続くことがあります。
また、次のようなリスクにつながることもあります。
- 早産のリスクが上がる
- 赤ちゃんの低体重のリスクが上がる
- 妊娠高血圧症候群のリスクが上がる
- 出産時の体力が低下しやすい
- 産後の回復が遅れる
- 母乳の量が安定しにくい
- 産後うつのリスクが上がる
など
30代後半〜40代前半
(プレ更年期)
ホルモンバランスが少しずつ変化し始める時期です。- ホルモンの変動時期に貧血が重なる
- 月経が不安定になり、経血量が増える場合もある
「更年期の始まりかな」と思っていた症状の一部に、貧血が関係していることもあります。
更年期(40代後半〜50代)
月経が不規則になり、不正出血が起こることがあります。- 動悸、めまい、息切れが続く
- 更年期症状が強く出る
- 心と体の不調が複雑に絡み合う
貧血があると、更年期症状が強く出たり、長引いたりすることがあります。
閉経後
「月経が終わったから、もう貧血は関係ない」と思われがちですが、そうとは限りません。- 心臓や血管の病気のリスクが上がる
- 筋力や体力が低下しやすい(フレイル)
- 転倒しやすくなる
など、将来の健康にも影響する可能性があります。
このように、女性の貧血は「次のライフステージ」に持ち越されます。気づかないうちに次のライフステージへ影響し、不調が重なっていくこともあります。そのため、些細な不調が続いている方や、貧血の治療を中断してしまっていた方は、まずは一度ご相談だけでも、お気軽にお越しください。
無理に内視鏡検査をすすめることはありませんので、ご安心ください。検査の必要性を判断し、日々の生活が少しでも、快適に過ごせるように治療方法を提案いたします。
